まかない日記2022

July   2022年7月

やっと部屋に新エアコンが来てほっとひといき、
で、昨日の午前にふと「温泉に行こう」と思い立った。

つまり夏サイクリングです。
部屋が熱くてグダグダだと、とてもそんな元気はなわかなかったけど
涼しい部屋でよく眠れたら、がぜん行く気になってきた。
で、出発したのが11:20、
青梅市内に入ったのはちょうど一時間後。
この時間が、絶妙なんですよね。
日差し最高で、夏満喫もさることながら、
営業者もダンプの運ちゃんも昼休みということで
道が少し静かになるのです。
無防備なサイクリストとしてはこれはとてもありがたいこと。

沿道に広がる狭山のお茶畑

湯は「青梅石神温泉 清流の宿 おくたま路」という
近代的な温泉宿、そのお風呂だけ利用。
ここは平日に行くとだいたい貸し切りです。
今回の先客二人はいたけど、彼らが上がってしまうと、やはり貸し切り。
理由はよくわかりませんが
湯が透明でさらっとしていて、あまり温泉っぽさがないからか、
あるいは泉源を持つのではなく、小河内ダムで水没した泉源から
タンク車で運んでくる「運び湯」だからか・・・

しかし、ここの単純硫黄温泉は、実はとても優秀なのだ。
うっすら硫黄臭のところに、殺菌効果のホウ酸と、炎症を静めるカルシウム。
アルカリ性だけど、低膨張性で、肌に優しい。
よく美人の湯といいながら、肌の油分を取り去ってガサガサにするアルカリ泉があるけど
そういうのとは根本的に異なります。
長湯しても、湯ただれとか起こさない快適さ。
基本的に、武甲山で有名な秩父の南から、あきる野市の秋川渓谷まで
東京西部の温泉は、このタイプの優秀な温泉が散在しています。

多摩川の先に見える「清流の宿おくたま路」

一時間以上ゆっくりと湯に使って、来たときに多かった上り道の筋肉疲労をほぐして、
帰りは快適な下り道メイン・・・のはずだっんだけど
流石に暑くて、下りメインでも約25キロの帰路のあとはバテてしまった。
ただ、せっかく温泉入っても汗をかいたら元の木阿弥、と思うかもだけど、
実はそうでもなくて、ここの温泉の後の汗はベタつかない。
帰宅して、濡れタオルで拭ったら、それだけでさっぱり。
体の中の良くないものがまとめて吹き出てしまいました
という根本的な爽快感。
これは、サウナで汗をかいただけとは違って
自ら運動をして汗を流したあとならではの、本当の心地よさです。

まだ夏は始まったばかり。
これからも週イチくらいで夏サイクリングしていきたい!!

June   2022年6月

この夏に挑戦しようと考えていたコンクールの録音審査予選ですが
昨日結果がきました。
実はこれ、初めて応募したときはあっさり通って
その程度のものかとなめていたら、その後2回落とされています。
落選の通知だと、参加賞の小さなプラスチックの盾みたいなのが入っていて
こんなの誰も欲しがらんよ、って感じなのですが
それが入っていると、封筒が少し厚い、だから開封しなくてもすぐわかる。

実は一昨日、出がけにポストを見たら
なんか厚めの封筒が入っていて、マジ焦ってしまった。
それは実は市からのもので、
昨日届いたギター関連のものは、ちゃんと薄かったのでした。
ホッと胸をなでおろしました。

でも、まだ本選用の曲とか、全然弾けてないし
これから本気で頑張らなきゃ、です。

じつはあわせて小説の方も動いていて、
いったんネット公開したこともあるギター高校生小説の方、
そろそろリライトの方が形になってきたので
ネットで扉イラストを発注してしまった。
今は「ここなら」という、個人技能者に直接依頼できるサイトがあって
イラスト、翻訳、楽譜の書き起こしなど、いろいろあるのですが
今回はもちろんイラスト。
冬ごろからチラ見して、合いそうな方はいらっしゃらないかなと探っていまして
今回、ついに正式依頼に発展したもの。
完成予定が8月です。
それを待って、小説もあらためて公開していこうと思います。
原稿用紙換算約500枚、おもしろく書いたつもりなのですが・・・

この夏はいろいろアクティブにいくよ!!

May   2022年5月

もう花粉は大丈夫っぽい、ということで昨夜は自転車で久米川の銭湯に行ってしまった。
ボイラーで沸かすのではなく、ヒートポンプ式で温められた湯のナチュラルさが魅力の銭湯、
昨年の引っ越し前は、たまに行っていたけど、引っ越しをしてからは初めて。


久米川や八坂あたり(いわゆる「女子無駄」の聖地)は
以前の東側からのアプローチと、今の北側からのアプローチ、
どちらも6〜7キロほどで距離的にあまりかわらないのです。
まあ、風呂に入るだけのために片道6〜7キロサイクリングする人もめずらしいと思うけど
夜半の道は車が少なくて走りやすいし、風呂上がりに夜道を走るのはとても気持ちがいい。
じつはめっちゃおすすめです!!

途中、狭山丘陵の一番端のところを通って、軽く丘越えしたのですが
そこに入ってみたら完全に真っ暗で恐かった……

Googleマップのストリート画像。この小道を夜中に入っていったのです。


「トトロの森2号地」とされる森の端っこに当たると思うんだけど
予想していたよりもはるかに雰囲気激変してビックリ。
ふわっと暗い道に入ったと思ったら、
木々のすれる音と森の匂いに、完全にすっぽりと包み込まれてしまう。
おもわず自転車を止めて観察してしまった。
深い森……トトロ? 猫バス?
きっと、雨なら、あの夜の森のシーンに近くなっていただろうけど、
今回はそうではなく、深く幽玄な雰囲気に圧倒されるばかり。

それにしても自転車で10分も走らないうちに
こんな深い自然を実感できる場所があったことに驚いてしまう。
それに、やっぱ「トトロの森」は夜に来てこそ。
昼間の森もヘルシーでいいけど、不思議な夢は夜開くのです。
そんな訪問ができるのは、近所住みだからこそですね。

April   2022年4月

へんな話だけど、
というか、自分は男だし、いい大人だけど、
なんか昨日から、泣いてばかりいる。

もちろん24時間という意味ではないけど、
音楽聞いても、ギター弾いても、アニメ見ても、
視界が涙で霞んでしまう。
なんなんだろう、これ。

正直、これがどういうことなのか、よくわからない。
ただし、ターニングポイントはあって、
昨年秋から月2回で教わりにいっているギターの先生のところで
バッハのシャコンヌを弾いてから。

まだ夏のコンクールに向けてできてないことばかりで
やるべきことは目の前にたっぷりあるとわかっていながら、
しかし、ここしばらく爪のコンディションが悪くてろくに練習できなかったし、
一つここで気分転換に、自分の好きな曲をみてもらおう、と。

「ええっ? シャコンヌですかぁ、ははは」
と先生は苦笑してらっしゃったけど
「好きな曲なんで、全部じゃなくても、少し見てもらえたら」
というわけで。

その先生の「ははは」の意味、
「やっちゃうの? 身の程知らずだよ」
という意味も半分はあったかもしれないけれど、
それだけではなかったのです。
あとになって理解したのは、
「この曲は涙なしには弾けない曲だよ」という
そこが先生も、自分と同じスタンスだったから。

ちゃんと音楽で、伝わるものがある。
個人的には長く長く伝わらない現実におおいつくされていたとしても
この世のどこかに伝わる可能性はあると信じてきたし、
そもそもこういう曲を作った人がいて、すぐれた演奏する人だって多くいるのだから
迷うことはないと信じてはきたけど、
いざ、リアルに直面してみると、
言葉を越えて、全てが救われた気がした。
そこから、なにかが開いてしまったような
妙な感じが続いていて。

いいことかどうかも、よくわからないし、
なにが自分の中で変化したのかも、よくわからない。

ただ、いわゆる演奏家ってのは、
これのことなのかな。

March   2022年3月

花粉もたけなわ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
自分としては、昨年の秋に引っ越してきたこの部屋が
機密性抜群で助かってます。

もともと安い木造アパートながら防音ルームということで
窓も三重サッシだし、隙間風はまったくないのです。
ただし換気扇はどうしても隙間風が入るところだけれど
名案発見、100均で汚れ防止フードというものをかぶせたら
これが換気扇に大きなマスクをかけたようなもので
外からの花粉はほぼシャットアウトです。

しかし、それにしても仕事や買いもので外出はしなければならず
そのたびに花粉性皮膚炎が悪くなって帰ってくるのは例年と同じ。
アレルギー炎症を起こして、表皮がはがれてヒリヒリ。
部屋にこもっていればある程度は回復できるのが今年のいいところですが。

しかし部屋にこもってばかりでは、心にも身体にもよくないですね。
早くサイクリングにいって温泉につかりたい。
あと一ヶ月のしんぼう。
そのあいだに部屋ごもりでできることをすすめたい・・・
でも、気持ちが上がらないと、それもなんかね。
あまりうまくいかない感じがする。
まあ花粉の春は、むかしからゲームをやりこむ季節
となるのも、いたしかたなしです。

うちはMacなので、有名なバトルゲーなどはできなくて、
いちおうファイナルファンタジーの最新のやつはできるんだけれど
あのネトゲワールドは自分には疲れるだけでワクワク感はなかったです。
結局、長く続けているグラブル(グランブルーファンタジー)に戻ってしまう。
課金できないので強くないですが、たとえばこんな・・・

ソーン140にしていながらゾーイ育成終わってないあたり、わかる人にはわかる感じかと(^_^;)

February   2022年2月

引っ越しをすると、今までとはちがう
新しいお医者さんにお世話になるわけですが
それがうまくいくかどうかって、けっこう重要なことですよね。
自分の場合は健診とかアレルギー薬ていどなんですが・・・

じつは所沢には防衛医科大学があって
そこの出身の方たちがやってらっしゃる新しめのクリニックが
どこもネットでは人気があるっぽい。

防衛大のポリシーは「総合診療」らしくて
専門にこだわらず何でも診れるのが本当の医師、と標榜。
これってドクターには大変だろうけど、
患者としてはとてもありがたいことですよね。

まあ、人気があると、たぶん待ち時間が長くて
さくっと薬だけ欲しい自分には良し悪し・・・

とりあえず近いところに、試しにいってみたんですが、
びっくらした、こんなの初めてじゃ。

先生がめちゃくちゃ丁寧で
「ボクのところに初診で来た人とは、お友だちになるまで放さないぞっ」
と言わんばかりの。

午後診療の後半で、待っている人が少なかったからでもあるんだろうけど
花粉性皮膚炎のこと、経緯から、季節性まで、時間をおしまず丁寧に話を聞いてくださり、
薬も定番のものに追加して、二種類試してみましょうと出してくれた。

追加されたのは喘息系の薬で、肌に効果があるかどうかはわからないけど
いちおうアレルギー薬に分類されるものなので、ものは試しということで。

しかも、隣の薬局に行ったら、
まちあいにクラシックギターが飾ってあるし。
ラベルをみても知らないブランドだったけど
弦は新しいものにはり替えてあるし、弦の付け方もまちがってなかったので
誰かが本当に弾いているギターっぽかった。

シダートップの茶色い色が、明るく無機質な薬局の中で
上質な質感をかもし出して、めちゃめちゃおしゃれ。

おいおい、クラシックギターを飾ってる薬局なんてはじめてだぞ!?
かっこよすぎだろ。

なんか、いろいろ自分の浅はかな予想をはるかに超越していました。
引っ越し、してみるもんですね!!

January   2022年1月

あけましておめでとうございます。
公開した動画を、先に紹介してしまいます。

しつこくBWV998プレリュードです、すみません。
しかしこれでもまだまだミスがなくなってないし、
音楽的にも、音質的にも、ますます悩んでいたりするんですが
とりあえず、この秋に引っ越してきた西所沢の風景とともに。

この近くには「トトロの森 ○号地」と名付けられた森が点在していて、
となりのトトロ的な風情のところなのかな、と来る前は自分も思っていました。
そういう自然の豊かさや奥深さは、もちろんなくはないんだけど、
でも実際には、トトロであり、もののけ姫であり、ナウシカなのだな、と感じる。
自然とともに、戦いで血を流す人の業、自然を破壊して豊かさを求める時代の力。

一ヶ月二ヶ月と経過してだんだん理解できてきたのは、
ここは「古戦場」だった、ということ。
かつて山口家の山口城という名の知られた勢力があったそうですが
1590年の小田原の合戦に参加して敗れ、城ごと取り壊されてしまったとか。
江戸時代以降は、なにもありません。
かなり古い話で、自分にも直感ですぐに察せられるような生々しさは伝わってこなかったのだけれど
時間とともに、やっぱりじわじわと感じてくる。
かつてここには武力で知られた地方の城があり猛者たちが集っていた。
彼らは、日々、死を考えていた。
「どう死ぬか」「何のために死ぬか」「何をもって死ぬか」
自らにとって、死を考えることが、強さであり、それがあるから、今を生き、
すべてが美しく、最高の愛を持って家族と接することができる。
気高い武士だったはず。
しかし武士が負ければ、刃に裂かれた肉体は死しかない。
あの平家物語で語られる壇ノ浦の合戦も
戦が終わってみれば、いつもとかわらぬ花の咲く春。
人の血で山全体を赤く染める、ということにはならないが
しかしその記憶は、丘全体に染み入って、今も静かに響いてくる

自分なりに、今は、バッハをもって応えたいと思います。
それもまた尊い死と生の断面と思うから。
青い空が、どこまでも続いているように。
亡くなった友も、これから出会う友も、青空のもとで
つながり響き合える年になるといいな。